資料5 DOSのメジャー・バージョンで追うDOSの発展
CP/M 8080CPUをベースに作られたOSでDOSのたたき台になった SYSTEMCALLもDOSの下級部分と一切同じである CP/M86 DOSの過去のライバル、8086をベースにしたCP/M SYSTEMCALLはほとんど同じで、違うのはDISKの FORMAT形式だけであるといえるかもしれない MS-DOS1 CP/Mをたたき台にUNIXライクな操作性を持った OSとして誕生 MS-DOS2 ディレクトリ構造や多くの命令を追加 この頃はサポートしない操作においては開発しろと言う風潮があった MS-DOS3 バッチ処理を強化 基本的な命令も出そろう ネットワークを初めてサポート ある程度ハードディスクを意識している MS-DOS4 ハードディスク関係をさらに強化したプロトタイプ DOSSHELLを付属 MS-DOS5 RAM関係を強化、操作性もかなり改善された ディスクベースとしては最後のDOS MS-DOS6 ユーティリティーを増加 操作性向上 それ以外はこれと言った改善点はない MS-DOS7? 出ないと言う噂も多いが、出るのであれば メモリ環境の更なる改善が予測できる
以上が簡単にまとめた例である。亜流としてMSX-DOSがあるが、此処では省略する。結局、最低限必要なOSはMS-DOS5と言うことになる。が、安 定した管理を望むのであれば、MS-DOS6が必要となる。DOS5で使用する場合は、それなりにシステムに精通していないといけない(はずだ)が、MS -DOS6の場合は全てやってくれるので便利である。