§15 その他の重要な命令
DOS3で採用している標準的な命令を簡単に説明します。書式で示しま す。
△はスペースを意味します。
1)ATTRIB[│△+R│]△<ファイル名> │ -R│ +R 読み込み専用属性を設定する(ファイルの書換を禁止) -R 読み込み専用属性を解除する 読み込み専用にすると削除、上書きができなくなります。 2)CHKDSK[△<装置名:>][<ファイル名>][△/F][△/V] ディスクを簡単にチェックします。破損セクターを発見すると、ファイルに するか予約セクターにするかで修正方法を聞いてきます。修正は/Fを指定し ないとされません。/Vを指定すると実行ファイル名を表示します。 3)CLS 画面を消去します。 4)DISKCOPY[△<複写元装置名>:][△<複写先装置名>:] フロッピーディスクそのものをコピーします。セクター単位でコピーするた めほぼ完全と言ってもいいでしょう。ただし、プロテクトのかかっているソ フトはコピーできません。 5)LABEL[△<装置名>:][△<ボリュームラベル>] ディスクのボリュームネームを変更します。ボリュームラベルを指定しない と入力を要求してきます。 6)MORE CRTへの表示を一画面ごとに停止します。後でやるパイプを使用しないと使い ものになりません。 7)RD [△<装置名>:][△<パス>] ディレクトリを削除します。RMDIRでも実行できます。ただし、指定されたデ ィレクトリの下にファイルまたはディレクトリが存在すると削除する事はで きません。 8)SORT[△/R][△/+n] /Rで逆順ソートします。/+nはnに数字をいれます。n桁目からの文字を文字 の並び換えの対象にします。MORE同様パイプを併用します。 9)SYS[△<装置名>:] DOSのシステムを転送します。これによりデータディスクをシステムディスク にする事も可能です。 10)TREE[△<装置名>:][<パス>][△/F] ディレクトリ構造を表示します。/Fを指定するとファイルも同時に出力しま す。 11)VER バージョン番号を表示します。 12)VOL[△装置名:] ボリュームラベルを表示します。
以上